春には桜、秋には紅葉が見頃になるように、
食材にも季節それぞれで食べ頃があります。
その季節のことを「旬」といい、
旬の食材は収穫量が多く栄養も豊富です。
豊かな自然で育まれた、
多彩な農水畜産物に恵まれている福岡県。
このページでは福岡県が誇る魅力ある旬の食材を紹介。
日本有数のグルメの街を支える
食材情報をお届けします。
はかた一番どりの食鳥処理を行っている(株)あらいでは、厳しい食鳥検査制度の数百にのぼるチェック項目をクリアするなど、製品の安全性に対し、常に厳しい姿勢で臨み、確かな製品提供に取り組んでいます。
ブロイラーよりも美味しく、地鶏よりも手頃な価格で楽しめる銘柄鶏として「はかた一番どり」は開発されました。福岡県で明治時代から愛されてきた「さざなみ」の血を引く「はかた一番どり」は、そのうま味と柔らかさが特長。従来のブロイラーに比べて、旨味成分のイノシン酸が約15%多く、赤身のしっかりとした肉質は、焼きとり、唐揚げ、ソテーなど、どんな料理でも美味しく食べることのできる万能選手です。
「はかた一番どり」を育てているのは福岡県内7ヶ所の指定農場。福岡県特産八女茶を配合した健康志向の飼料を与えて平均62日をかけて育て、年間約50万羽(令和4年度)を出荷しています。
県のホームページではラー麦麺を使用している店舗情報の紹介もしており、現在約200店舗が登録されています。ぜひ気になる店舗を探してみてください。
福岡県民のソウルフードであるとんこつラーメンのために開発された小麦が「ラー麦」です。福岡県は、全国第2位の小麦生産地でありながら、ラーメン店のほとんどが海外産の小麦を使用しているという状況を打破すべく、生産者と関係機関が一体となり「ラー麦」を開発しました。
「ラー麦」の生産者は、冬の寒さが厳しい時期に麦踏みや土入れを行い、穂が出揃う4月中旬に追肥する手間をかけることで、コシや茹で伸びに影響するたんぱく質の含有率を高めます。
「ラー麦」を使用した麺は、コシがあって色が明るく、茹で伸びしにくく、香りも良い特長があるため、福岡のラーメンのストレートな細麺にぴったりです。
トラフグは、身、皮、白子を食べることができます。関西方面ではフグの刺身は「てっさ」、皮の湯引きは「てっぴ」、フグの鍋は「てっちり」と呼ばれます。また、トラフグのヒレはヒレ酒にも使われます。
福岡県では縁起の良い文字「福」にかけて、高級魚「フグ」のことを「フク」と呼びます。
全国有数の天然トラフグ産地である宗像市の鐘崎漁港で水揚げされたトラフグは「鐘崎天然とらふく」として関東や関西の高級料亭で使用されています。
冬の玄界灘は荒れることが多く、トラフグ漁はまさに命がけの仕事です。荒波にもまれて身の締まりが最高の状態になったトラフグは魚体に緑色を帯び、自ら美味しさを教えてくれます。「鐘崎天然とらふく」の身はきめこまやかで、「香り」「旨み」「身の締まり」「歯ごたえ」は高い評価を得ています。その身を丁寧に捌いた薄造りは、まるで透き通る花びらのようで、まさに食べる芸術とさえ評されます。
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