春には桜、秋には紅葉が見頃になるように、
食材にも季節それぞれで食べ頃があります。
その季節のことを「旬」といい、
旬の食材は収穫量が多く栄養も豊富です。
豊かな自然で育まれた、
多彩な農水畜産物に恵まれている福岡県。
このページでは福岡県が誇る魅力ある旬の食材を紹介。
日本有数のグルメの街を支える
食材情報をお届けします。
品種や産地によっても違いますが、同じ種類なら、赤くて大きい方が一般的においしいと言えます。また、ヘタが4枚揃っていて大きいこと、果肉とヘタの間に隙間がないことも、よいかきを選ぶポイントです。
福岡県は全国3位の生産量を誇るかきの生産地です。県内各地で広く生産されており、中でもうきは市や朝倉市、久留米市などを中心とする筑後川流域は南向きで日当たりと水はけの良い、なだらかな斜面が多く、かき作りにとても適しています
9月になると「西村早生」や「早秋」が出荷され始め、10月には「太秋」、「松本早生富有」、11月には「富有」と、秋の深まりとともに品種の移り変わりを楽しむことができます。
そんな甘柿の歴史ある産地、福岡において約10年の歳月をかけて開発された新たな品種が「秋王」。平成24年に誕生し、この秋に販売開始10年目を迎えます。甘柿では世界初となる、“種がほとんどない”という特長を持つ甘柿です。甘柿の代表格「富有」とサクッとした食感の「太秋」を交配しており、糖度は富有より1~2度高く、食感はサクサクとかろやかで、果汁豊かなジューシーさも魅力です。10年目のシーズンを迎える“秋の王様”「秋王」に是非、ご注目ください。
おいしいキウイを見分けるポイントは、皮の色が黒くなく明るい薄茶色で表面がキレイなもの、形がふっくらとしたものを選ぶことです。果肉は果汁がたっぷり含まれているほど美味しいとされています。
福岡県は全国2位の生産量を誇るキウイフルーツの一大生産地です。県では「糖度」にこだわった栽培を行っており、主産地である福岡県南部の八女地区では、高品質な果実をより甘く美味しく出荷するため、専用の追熟庫で追熟を行い、本来の甘さを十分に引き出した果実を出荷しています。キウイフルーツは樹になったままでは、デンプン質がグルコースなどの糖に変化をしないため、人の手によって収穫後に「追熟」を行うことで、本来の甘さを引き出せるのです。
県内では主にヘイワード、レインボーレッド、そして福岡県オリジナルの新品種である「甘うぃ」の3品種を栽培しています。「甘うぃ」は、名前のとおり平均糖度が16~18度と際立つ甘さを持ち、大きな果実と黄色味を帯びた果肉が特長のキウイフルーツです。
手間暇かけたこだわりの栽培法と全国に先駆けた追熟設備や選果技術が生みだした福岡キウイをぜひご賞味下さい。
サワラは「サゴシ」から「ヤナギ」、そして「サワラ」へと呼び名が変わる出世魚で“縁起の良い魚”です。また、春を告げる魚とも言われ、特に冬は、産卵に備えて栄養を蓄えるため、脂がのりおいしくなります。
日本一の水揚げを誇る天然マダイをはじめとして様々な水産物が水揚げされる糸島。近年漁獲が増えてきたサワラを、「特鮮本鰆」としてブランド化しました。
特に脂がのってくる晩秋から春の美味しさが際立つサワラですが、その中でも、糸島漁協の漁師が一本釣りした2.5kg以上の大物で、高鮮度処理をしたものだけが「特鮮本鰆」を名乗ることができます。身割れ防止のためにスポンジの上で素早く活き〆・血抜きし、魚体が曲がらないよう大型のクーラーボックスに海水氷を入れ6時間以上冷やし込むなど手間をかけることで、身割れを防ぎ、また旨味がアップします。こうして処理された「特鮮本鰆」は尾にタグをつけられて、市場や直売所を通して全国へ出荷されます。
きめ細やかな脂のノリと旨味が特長で、地元ではサワラ飯や、皮を付けたまま炙ったタタキでも楽しまれています。地元の糸島市では毎年11月に「さわらフェア」を開催するなど、「特選本鰆」認知度向上や需要の開拓に地域一丸となって取り組んでいます。
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