春には桜、秋には紅葉が見頃になるように、
食材にも季節それぞれで食べ頃があります。
その季節のことを「旬」といい、
旬の食材は収穫量が多く栄養も豊富です。
豊かな自然で育まれた、
多彩な農水畜産物に恵まれている福岡県。
このページでは福岡県が誇る魅力ある旬の食材を紹介。
日本有数のグルメの街を支える
食材情報をお届けします。
いちじくには美容に良いとされているカルシウム、カリウム、食物繊維などが豊富に含まれていますので、特に女性の方に食べて頂きたい果実です。
福岡県は、全国5位のいちじくの出荷量を誇ります。中でも、福岡県で開発されたオリジナル品種「とよみつひめ」は、平均糖度が17度以上という際立つ甘味を持っています。また、皮が薄いため、皮ごと食べることができ、果肉が緻密で厚く滑らかな食感が特長です。
「とよみつひめ」という名前は、開発された農林業総合試験場豊前分場の地名である豊(とよ)と甘さを表す蜜(みつ)から名付けられました。初夏から秋口の福岡を代表するフルーツとして全国のスイーツショップやレストランで取扱われ、若い世代からの人気も高い「とよみつひめ」。その人気は年々上がっています。
果皮の白い粉はブルームと呼ばれ、水分の蒸発を防ぎ、病気から守る重要な役割を果たしています。実はこのブルームがまんべんなく付いているブドウは鮮度がよい証拠です。
全国第5位の生産量を誇る福岡県のぶどう栽培は、温暖な気候と盆地の昼夜の寒暖差を生かし、高品質な生産に取り組んでいるだけでなく、消費者のニーズに応えられるよう様々な品種を栽培しています。
5月の中旬から下旬にかけて巨峰、博多ピオーネ、デラウェアの出荷がはじまり、6月下旬からはシャインマスカット、7月中旬には博多ベリーと、品種を変えながら10月頃まで出荷が続きます。5月~10月までの長期間美味しいぶどうをお届けできるよう露地だけでなく施設での栽培も盛んで、高品質果実の長期安定出荷を可能にしています。
筑前海に面した福津市で、毎年5月から6月にかけて開催されている「鯛茶漬けフェア」はご当地グルメの人気イベント。活きのよい天然マダイを使った鯛茶漬けは絶品です。
福岡県は、国内で流通するマダイの2割程度と貴重な天然マダイの、全国有数の漁獲量を誇ります。華やかな桜色に輝く美しさを纏い、成長すれば1m以上の大きさになる天然マダイ。肉厚で美しい白身はクセがなく、ハレの日をより華やかにする食材、まさに福岡を代表する魚です。
天然マダイが獲れるのは福岡県北西部に広がる玄界灘。ここで獲れるマダイは1000年以上も前の平安時代にまとめられた「延喜式(えんぎしき)」に朝廷への貢ぎ物として紹介されています。一艘または二艘の船で網を曳いて漁獲する吾智(ごち)網漁が主な漁法で、漁の期間は4月~12月、5~6月が水揚げの最盛期です。
そのほか福岡県産の食材についてはこちら!