春には桜、秋には紅葉が見頃になるように、
食材にも季節それぞれで食べ頃があります。
その季節のことを「旬」といい、
旬の食材は収穫量が多く栄養も豊富です。
豊かな自然で育まれた、
多彩な農水畜産物に恵まれている福岡県。
このページでは福岡県が誇る魅力ある旬の食材を紹介。
日本有数のグルメの街を支える
食材情報をお届けします。
生産の主力である「博多ぶなしめじ」は、県と(株)大木きのこ菌種研究所で共同育種され今年9月にリニューアルしました。ぜひ、自慢の「博多ぶなしめじ」の食感、香り、味をお楽しみください。
福岡県は長野県、新潟県に次ぐ全国3位のきのこ生産量を誇ります。中でも、県の南部に位置する三潴郡大木町は、西日本一の生産量を誇るきのこの生産地です。
きのこは室内を室温15℃、湿度90%という秋の森林のような、ひんやり、しっとりした環境にすることで、すくすくと成長します。
現在、大木町のきのこ生産の主力は「博多ぶなしめじ」や「えのき」ですが、希少品種の栽培にも力を入れています。福岡県のみで栽培される「王リンギ」や「ぬめりすぎたけ」は特徴的な見栄えもあり、新しい貴重な食材として注目されています。
きのこの名産地福岡。一度食べれば、その味の虜になること間違いなしです。
5年に一度開催されることから和牛のオリンピックとも呼ばれる全国和牛能力共進会において、昨年「博多和牛」は上位入賞となる優等賞を受賞しました。
「博多和牛」は認定された生産者が県内で12か月以上大切に育てた黒毛和牛のうち、肉質等級が3以上のものを指し、年間約3000頭が出荷されています。
特長は、豊富な県産稲わらを存分に食べて育つところ。草食動物である牛にとって、稲わらはエサの消化や吸収を助け、大きく育つための腹づくりに大切な飼料なのです。福岡県は、西日本有数の米どころであり、地元で採れた安心・安全で良質な稲わらを牛にたっぷり与えることが、高品質な和牛を育てるための秘訣です。
生産者の熱意と愛情、そして米どころ福岡の恵みを受けた「博多和牛」は、柔らかくジューシーな美味しさが高く評判されています。
地元漁師のおすすめの食べ方は何といっても刺身!透き通った美しい「一本槍」の刺身を醤油につけて、するっと口に入れれば、コリコリした心地よい歯ごたえの後に、とろりとしたうま味と甘味が味わえます。
「一本槍」とは、福岡県の北に広がる筑前海で水揚げされた、胴長15㎝以上で釣りにより漁獲されたケンサキイカです。筑前海は水深が浅く、程よい潮の流れで、「一本槍」の産卵場である砂地が豊富にある好漁場となっています。
釣り上げられたスタイルと透明感が日本の槍を思わせることから「一本槍」と命名されました。噛めばとろりと広がる旨味と甘味で驚きの声が上がるほど。この美しさこそ一本槍の証です。イカはストレスに弱いため、釣った後はなるべく触らずに針を外して生簀に入れ、冷水機で冷やすなど、鮮度保持に細心の注意を払っています。海からの恵みを鮮度抜群で提供する技術とこだわりが、「一本槍」のおいしさを支えています。
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